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源田実参謀 出師(出動)準備 [源田実航空作戦参謀]

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 黒島大佐と富岡大佐が、大激論を交わした
8日後の8月15日、10月上旬の戦争準備を
完成する方針を立て、出師(出動)準備
第二作業の一部を発動しました。

 連合艦隊は、1ヶ月で急速に戦備を整える
目標で、部隊に対し兵力部署に応ずる訓練と
作戦計画研究を急ぎ実施するように命令を
発しました。

 8月19日と20日の2日で、源田参謀は
他の航空参謀と一緒に軍令部に行き、
航空戦備の打ち合わせを行いました。
その中で、以下の結論に達しました。

①9月1日の戦時編成を発令する際に、
 第一、第十一航空編成ともに兵力を
 増強する。
②第十一航空隊は、8月末で対支作戦を
 打ち切り、内地に引き揚げる。
③第一、第十一航空隊の戦闘機を、
 逐次零戦に切り換える。
④第五航空戦隊(翔鶴と瑞鶴)を、第一
 航空艦隊に加える。
⑤第一航空艦隊の全飛行機を統一して
 訓練するために、適当な人材を選び、
 第一航空艦隊全飛行機隊指揮官とする

というものでした。この内、⑤のアイデアは
源田参謀が提案したことでした。

 これは、ハワイ攻撃を行うには、全軍の信望を
集める人物を、全飛行機隊の総指揮官に
据える必要があるという判断からでした。

 そして、この人事を一任された源田参謀は、
自分で操縦していたのでは指揮はできないので、
偵察要員がいいと判断しました。さらに、自分と
以心伝心に意思が通じる人物にする
必要がありました。

 南雲長官、草鹿参謀長の了解を得た上で、
人事部に行き、意向を説明しました。選ばれた
のが、淵田美津雄少佐でした。


紹介書籍:航空作戦参謀 源田実
著者:生出 寿


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