SSブログ

巡洋艦大淀 味わったことのない痛恨 [巡洋艦大淀]

スポンサーリンク
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});



 巡検の将校に殴られたことを分隊員には 知らせないで欲しいと祈っていた小淵氏 でしたが、居住区に戻ると下士官が 怒鳴りつけられていました。  副直将校が去った後、詫びようと中に 入ると、兵曹に殴られました。小淵氏は、 殴られるなければこの場はおさまらないと 思っており、普段鉄拳をふることのない 兵曹から殴られることに感謝しました。  何度となく鉄拳が往復しましたが、別の 兵曹が止めさせました。「艦がこうなっては、 今更どうしようもない。」という、兵曹の一言で、 皆黙ってしまいました。  今まで、味わったことのない痛恨が全員の 胸に突き刺さっていました。 (追記)  上級者のために毛布を探すために発令所に 行こうとし、開けるつもりのない扉に手を 掛けただけで将校に殴られ、その上、 毛布を探していた理由である上級者の 兵曹から、さらに殴られるという状況は、 個人的には全く納得の行く話ではありません。  しかも、上記の状況を見ると、大淀が被弾した ことに対して感情の行き場がなく、たまたま、 怒られるいわれもないことで将校から怒られた 小淵氏に八つ当たりしたようにしか感じません。  さらにおかしいと感じるのは、小淵氏の態度 です。「殴られることに感謝した。」というのは、 この状況を客観的に見るば、異常な態度と 感じます。  逆に言えば、日本軍は、これが普通だった ということで、いかに日本軍が異常だったかを 示すものといえます。  なお、次回紹介しますが、個人的には、 小淵氏以上に投げられなければならない 人物がいると感じています。 紹介書籍:“巡洋艦「大淀」16歳の海戦 少年水兵の太平洋戦争” 著者: 小淵 守男


スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。