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源田実参謀 激励の訓辞 [源田実航空作戦参謀]

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 11月3日(明治節)、南雲長官は、有明湾内の
赤城に、各指揮官、参謀を集め、ハワイ攻撃の
実行計画を説明し、4日から特別訓練を行うことを
伝えました。

 訓練開始直前、始めてハワイ攻撃を聞かされた
全飛行科仕官は、淡々と聞きながら、「くるものが
きた」と緊張しました。淵田中佐総指揮によって、
11月4日から、佐伯湾南方250海里に展開した
空母部隊から、攻撃隊が発艦しました。

 そして、佐伯湾にいる連合艦隊の戦艦部隊を
ハワイ敵艦隊と想定して、雷撃機の襲撃訓練を
見事に実施しました。

 村田少佐が指揮する雷撃隊は、苦心惨憺の
発射実験の末、11月10日に入り、ようやく
納得のゆく魚雷発射法をつかみました。

 村田少佐は、土田中佐と吉岡航空参謀らと共に、
なお研究を重ね、発射高度20m発射時の航空機
速度160kmとしました。

 出撃準備が完成した時、南雲機動部隊は、
浅沈度魚雷を受け取りに行った加賀などを除き、
佐伯湾に整然と集合しました。山本長官は、
赤城の飛行甲板で、激励の訓辞を行いました。

 源田参謀は、印象的な訓辞を行ったと語って
います。内容は、「アメリカは、わが国開闢以来の
強敵であり、これほどの物と戦ったことはない。
相手にとって毛頭不足はない。

 キンメル大将は、数クラスを飛び越えて、合衆国
艦隊の長官に任命された人物であり、きわめて
有能な指揮官であることを付け加えておく。
奇襲攻撃を計画しているが、相手の寝首をかく
ようなつもりであってはならない。特に注意しておく。」

 源田参謀は、はなはだ力強いものであったと
しています。


紹介書籍:航空作戦参謀 源田実
著者:生出 寿


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