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雪風、天一号作戦(大和の沖縄特攻作戦)に参加 [雪風]

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 3月26日に、GF司令部は「天一号作戦」を発動しました。
この作戦は、飛行機の傘がないところを進む以上、成功は
最初から期待されていませんでした。

 大和が散ることで海軍の決意を全体に知ってもらうという
名誉を得ようというものです。実際、この作戦の司令官である
伊藤長官は、陽動に使うならわかるが、自殺させるようなこと
はできない」という、真っ当な意見を述べています。

 これに対し、「これは1億総特攻の先駆けであるから、潔く
突入して欲しい」と言われ了解しています。作戦の参謀の
一人も乗り込むことを申し出ていますが、伊藤長官は、
監督がいなくても立派にやると言って拒絶しています。

 この後、護衛の巡洋艦、駆逐艦の艦長にも同じ訓示をして
います。これを聞いた、雪風の寺内艦長は、雪風に帰ってきて
から、「死にに行くような特攻は不賛成だ。明日は、アメちゃんの
飛行機が殺到するだろうが、この雪風は沈めてなるものか。
部下を自殺させるようなことはしない」と憤然としていました。

 歴戦の寺内艦長らしい言葉ですし、全面的に同意です。しかも、
寺内艦長は、実際にやり遂げているところがすごいと言わざる
負えません。幸運を掴むのは、このような人だということを示して
いると言えます。

(追記)
 駆逐艦は、太平洋戦争で174隻建造され、134隻が撃沈して
います。撃沈数は最も多かった艦種と言えます。この次が潜水艦で
187隻建造され、127隻沈没となっています。

 これだけの被害を出しているのは、防御力が弱いこれらの艦種を
激戦に投入した結果です。このような激戦を戦い抜いた艦には、
生き残っった雪風のような艦も、沈んでいった艦も敬意を感じます。


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