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天津風、岩礁に坐礁 [天津風]

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 天津風は、4月6日午後7時30分に厦門に到着しました。
幸いここまで攻撃を受けることはありませんでした。辺りは
暗くなっており、このまま進むと機雷に接触する危険が
あるので、発光信号で見張所を呼びましたが応答が
ありませんでした。

 何十回か行いようやくしばらく待ての回答がありました。
機械を止めて待っているとしばらくどころか10分は待た
されることになり、その間、陸地の方へ漂流することに
なりました。待たされた返答は、貴艦はすでに機雷
敷設地域を通り過ぎているとのことでした。

 機関科の乗員が、漂流中、艦底でゴトゴトという音を聞いた
という発言をしており、陸の方へ流されているうちに機雷を
船底で抑えながら通過したようでした。これを聴いて、
森田艦長は冷や汗を流すことになりました。

 機雷は運良く抜けたものの、各部が焼き付きを起こし、
機械が使えなくなりました。錨を下ろして、漂流を防ぐ
ものの、錨が船を繋ぎ止める力が不足していたため、
留めることができず午後8時20分に岩礁に坐礁しま
した。

 引き潮で乗り上げ、天津風は傾くことなく岩礁に座った
感じだったので、満ち潮を待って離礁しようと計画し、
根拠地に曳航を依頼しました。

(追記)
 機械が焼き付きを起こしたのは、返答を待っている間に、
機関を停止させたためのようです。潤滑油に混入した
海水が、各部の焼き付きを引き起こし、機械が停止
してしまいました。

 機械だけは動かしていたら、焼き付きはもう少し先になり、
廈門の港まで自力で行くことはできたと思われます。


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