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硫黄島決戦 艦砲の巨弾に仰天 [硫黄島決戦]

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 橋本氏は、艦砲射撃は、この世の終わりのような
地獄絵図だとしています。

 敵艦は、日本軍からの空襲を考慮することなく、
まるで訓練のように、計算通り、各セクションに
1時間ごとに攻撃していきました。

 不沈空母を豪語する硫黄島もその猛攻の前には、
島全体が、砲撃に鳴動しました。橋本氏は、
ミッドウェー海戦で沈んだ赤城や加賀の
最後の悲鳴を連想しました。

 橋本氏が、艦砲射撃を見た時、駆逐艦と巡洋艦が
4隻で砲撃をしていました。こうなると、機銃に
ついているわけにはいかず、未完成の防空壕に
飛び込んで、うずくまっているしかありません
でした。

 しばらくは、元山砲台の方には砲撃がなかったので、
壕の中でも余裕がありました。皆、ちぢみあがって、
地面に伏せていました。とたんに、元山砲台の
近くで、耳をつんざく破裂音が響きました。

 橋本氏は、大砲屋の経験で、これが、戦艦の36cmか
40cm砲であることを瞬時に察知しました。同時に、この
未完成の壕では、戦艦の艦砲射撃には耐えられないことも
わかりました。

(追記)
 橋本氏らが、硫黄島で防空壕掘りをしていたころ、
日本海軍は、レイテ沖海戦に向けた準備を行って
いました。

 硫黄島守備隊の栗林陸軍兵団長や、市丸海軍
司令官らは、日本海軍の結果を待ちながらも、
豪掘りに徹すると追う方針を貫いていました。

 この頃は、橋本氏らは、生命力が強く、
手入れしていないにも関わらず色づき、
水を蓄えているサトウキビを、陸軍の
部隊農耕地の看板を無視して、収穫
していました。


紹介書籍:硫黄島決戦―硫黄島「防空砲台」奮戦始末


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