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源田実参謀 用兵が破綻 [源田実航空作戦参謀]

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 赤城、加賀、蒼龍は、数発の爆弾を急降下
爆撃で浴びることになりました。この時、
それぞれの空母には、第二次攻撃隊として
飛び立とうとしていた艦上攻撃機や爆撃機が
ずらっと並んでいました。

 さらに、兵装転換により、積み替え替えられた
爆弾が格納庫内に、ゴロゴロしていました。
そのため、自分の魚雷や爆弾が誘爆し、
三艦とも大火災を起こしました。

 雷撃機はかわしやすいが、急降下爆撃は
回避が困難という珊瑚海海戦の貴重な教訓を
無視した当然の結果でした。

 空母を集中配備し、多数の零戦で敵飛行機の
攻撃は阻止できると断言していた、源田参謀の
用兵が破綻しました。

 多数の戦闘機を配置していても、攻撃を
阻止できないばかりか、空母を集中運用
したために、一気に3隻の空母を
失うことになりました。

 赤城と加賀に爆弾が命中した時、源田
参謀は、「残念だが、これしきのことで
へたばってなるものか。まだ二航戦が
いる。」と考えました。

 しかし、直後に蒼龍も被弾し、甲板から
濛々たる白煙が立ち昇っていました。

 この時になって始めて、「蒼龍もやられたか。
これは、大変なことをしでかしたぞ。」と愕然とし、
後どうしていいか分からなくなりました。南雲長官や、
草鹿参謀長ら、機動部隊司令部は、誰も黙って
いました。

 自分たちの判断が間違っていたことを、
やっと悟ったようでした。しかし、悟るのが
遅すぎたと言えます。この後、日本軍は、
敗戦に向かって坂道を転げ落ちていくことに
なります。


紹介書籍:航空作戦参謀 源田実
著者:生出 寿


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