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源田実参謀 T攻撃隊 [源田実航空作戦参謀]

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 マリアナ沖海戦で敗れた日本海軍は、
アメリカ機動部隊に対して、なにか
意表をつく戦法を見出すほか、
なくなりました。

 軍令部は、航空主務部員の源田参謀から、
台風時又は、夜間に雨リッ機動部隊を
奇襲する「T攻撃部隊」作戦案が
提出されました。

 Tは台風部隊の頭文字をとって、
Tと名付けたものでした。

 源田参謀は、「夏の終わりから、
秋の始めかけて通過する台風のために、
敵の機動部隊が活動を制限される
時期に、精鋭な夜間雷撃隊を持って、
痛撃しようというものである。

 この部隊には、陸軍の重爆撃隊も雷撃隊と
して、二個戦隊が、編入された。」と
しています。

 1944年7月23日、源田参謀は、
大本営主催の図上演習で、T部隊の
計画を説明しました。

 この中で、源田参謀は、「T部隊は、
日本本土、台湾、フィリピン間を
作戦場面とする。

 台風を利用して攻撃することを第一とし、
エセックス級空母10隻の撃沈破を目標と
する。機会が得られなければ、夜間攻撃を
行う。

 従って、飛行機隊と専属気象班をもって
編成する。飛行機隊は、攻撃隊150機と、
偵察隊45機とする。

 T部隊は、9月末までに、作戦可能のように
錬成することを目標とし、集中訓練基地には、
鹿屋を当てる。

 飛行機用電波探信儀、新型魚雷、爆弾を
至急用意する。」としています。参加していた
豊田司令長官は、夢みたいなこの話に、わらを
掴む気持ちで、源田参謀に異議を挟むことは
ありませんでした。


紹介書籍:航空作戦参謀 源田実
著者:生出 寿


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