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駆逐艦神風 羽黒被弾 [駆逐艦神風]

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 総員配置の命令直後、敵の砲弾が次々と
飛来し、体に”ビーン”という感じの衝撃を
受けました。船体も振動している
ようでした。

 「総員配置につけ」の命令で、後部
居住区から兵員がどっと集まった
ラッタルのど真ん中に、敵の
ポムポム砲かららしい砲弾が
命中炸裂したので、瞬時に
27名もの死者を出しました。

 後部居住区にいた電探員2名も壮烈な
戦死をとげました。雨ノ宮氏は、ちょうど
旗甲板に出ており、大煙突から探照灯の
後ろあたりに放物線がオレンジ色のゆるい
感じで烹炊室の向こうに、消えていくのを
見ていました。

 続いて、羽黒の二番砲塔下左舷に、
被弾雷して火災を起こし、速力が落ち
ました。

 敵艦隊は、最初レーダー砲撃をして
いまいたが、羽黒が大火災を起こしたので、
照明弾を打ち上げ、斉射と雷撃をして
いました。

 羽黒は、15分ほど大火災となり、行き足が
停止しました。弾火薬庫に火が入ったようで、
艦首が海面に突っ込んだ形になりました。
その間、神風は、30ノットで走り回り、
敵と交戦しました。

 神風は魚雷発射管を外しているため、
主砲による攻撃しかできませんでした。
水雷長の鈴木中尉は、敵が魚雷攻撃して
くるのを、「魚雷があったら。」と
思わずにはいられなかったようでした。

 この海戦でも、レーダー砲撃が、相当正確で、
敵側の先制勝利になっていました。神風は、
全速で避雷運動を続けながら、羽黒の艦尾を
回って、煙幕を展開しつつ走り回りました。


紹介書籍:駆逐艦「神風」電探戦記
著者: 「夕雲」及川幸介、「早潮」岡本辰蔵、「神風」雨ノ宮洋之介


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