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雪風最大の空襲 [雪風]

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 4月6日午後3時20分に、抜錨し九州の東方面に向かって
います。当初、佐世保に向かうという欺瞞行動に見せるため、
大隅海峡を進撃しましたが、アメリカ軍には早々に発見されて
おり、効果はありませんでした。

 4月7日の午前6時57分第二十一駆逐隊の指令駆逐艦
朝霜が機械故障で落後しており、前途多難を思わせてい
ます。朝霜は、この後も、修理しながら、必死で付いてきま
したが、差が開き空襲を単艦で受けることになり、撃沈して
います。

 8時22分に、アメリカ軍の機動部隊の索敵機が大和を
発見ました。そして、大和のレーダーは、午後11時7分に
敵の大編隊を探知し、全艦に対空戦闘用意の下命されました。

 雪風の、田口砲術長は、戦艦から駆逐艦まですべて装備
している三式弾を、1kmに固定して、速射を行い爆撃照準を
狂わせ、艦長の操艦で雪風を守るという胸算用をしていました。

 12時32分に対空戦闘のラッパが鳴り戦闘開始となりました。
アメリカ軍は、武蔵攻撃の教訓から、左右から攻撃すると、浸水が
増えても船が安定するということを学び、大和に対しては左舷から
のみ攻撃を徹底していました。

 しかも、この時の空襲は、急降下爆撃により爆弾を命中させて、
対空砲火の威力が減少した間隙を突いて、最も被害を出せる
雷撃機が殺到して魚雷を命中させるという方法をとっていました。

 アメリカ軍は、過去の戦闘から教訓を引き出すのがうまい軍隊と
言えます。現在、世界最強となった理由は物量以外にこのような
ソフト面も優れていたからと言えます。

 目標は、大型艦の大和と矢矧ですが、雪風も田口砲術長が
雪風着任以来最大の爆撃と記録しています。

(追記)
 駆逐艦朝霜ですが、夕雲型駆逐艦の16番艦で、艦これには未登録
です。レイテ沖海戦では、雪風と同じ栗田艦隊で活躍しています。北号
作戦とよばれる戦艦伊勢、日向と一緒に、シンガポールからゴムやタン
グステンといった物資を本土まで運ぶ輸送任務につき、全艦無事帰還と
いう実績があります。

 この当時、駆逐艦は休むまもなく動き回っており、全速航行をすることで、
上記のような故障を起こすことは当然とも言える状態でした。


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