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雷、陸戦隊の陸揚げ [雷]

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 陸戦隊の陸揚げの時、支那方面艦隊の旗艦「出雲」は、
河の中央で停泊し、監視を行っていました。上陸する桟橋
の前面には、倉庫と幾百人かの労働者が見ていました。
この中を、完全武装の隊員が艦上から岸壁に移っていき
ました。

 この瞬間、どこかから飛んできた手榴弾3個が炸裂し、
陸戦隊が数十人が倒れました。労働者の中に便衣隊(ゲリラ)
が潜んでいたようです。駆逐艦から「撃て」の号令が飛び、
防空用20mm機銃が、群衆に向かって火を吹きました。

 大高氏は、この当時は戦争を英雄的ドラマに考えていま
したが、この初陣により、機銃掃射で桟橋に死体が並ぶ
光景は、英雄的ともドラマ的とも全く違い、悲惨という
レベルすら超えていました。

 桟橋の管理人らしい日本人が労働者を指揮して死体の
片付けをはじめました。片付けといっても河の中に放り
込むだけでした。生きている人も救急車が来た様子が
なく、放置されました。世界屈指の大都市の昼間に
こんな野蛮なことが行われる戦争という行為は、
醜悪の一言でした。

 こうして、戦火は大陸全域に広がっていったのでした。

(追記)
 上記の記録を見ると、機銃掃射した時、便衣隊とは違う人も
掃射された可能性がありますが、日本軍に責任はありません。
便衣隊は、ハーグ陸戦規定に違反する行為で、捕まえた場合
捕虜として扱う必要がないと定められています。

 理由は、上記のとおり、一般住民との区別がつかないので、
巻き添えを食わせる可能性が高いからです。住民が生活して
いる都市部での便衣隊は論外といえます。


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