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雷、大型ジャンクを発見 [雷]

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 雷の大陸封鎖作戦は、はてしなく続きました。恐るべき
単調、戦闘なき戦争、海を昼となく夜となく見つめるもので
人間の耐えうる極限を要求するものでした。

 雷は、駆逐艦としては、世界第一といっていい優秀な
性能と装備を誇り、外国の軽巡洋艦が相手なら、ひけを
とらないものでした。そのため、居住性は最悪で、兵器の
隙間に兵員室が設けられているという状況でした。

 通常港を出ると、3日で野菜や生魚等はなくなり、缶詰
や乾物のみとなります。大高氏は、人間は兵器の付属物の
扱いであり、500年前のコロンブスのアメリカ発見の航海より
ひどい生活だと記録しています。

 杭州湾を哨戒任務中、1隻の大型ジャンクを発見し、格好の
獲物とばかりに、「止まれ、然らば砲撃す」の国際信号による
警告を送りました。ところが、ジャンクは止まる様子がなく、
空砲で威嚇し、ようやく停船させることができました。

 近寄ると、積荷はなく乗員だけが30人位いました。面も、
服装も良くなく、一般の商業船とは思えませんでした。
艦長とジャンクの船長が筆談で問答をしている時、
面白半分に船内を見学していた雷の水兵が
大砲を発見しました。

 このジャンクは、海賊船ではないかという疑いを持つことに
なりました。

(追記)
 給糧艦間宮は、本来の任務は食糧の運搬ですが、他にも
特務艦として、いろいろな役割をこなしていました。

 身だしなみにうるさい海軍の方針を受けて、洗濯物を引き受け、
街のクリーニング屋以上にきっちり仕上げるということ行っていました。
限定的に医療施設や工作施設を設けており、治療や修理も対応して
います。優秀な通信設備を持っていたので、無線探知艦としての
機能も発揮するなど、広範な支援業務を行なった艦でした。


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