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雷、人買い船を捕獲 [雷]

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 ジャンクに積まれていた大砲は、口径が5cmの明治
23年(1890年)に大阪で作られたものでした。大高氏は、
明治時代に日本でも大砲を作っていたのかと感心していま
した。古いとはいえ、弾丸と火薬があれば使用可能でした。

 「汝は海賊か」の問に、「海賊と戦うための砲だ」という回答
でしたが、このあたりの船は普段は漁船で、相手が自分より
弱ければ、海賊に変身する人たちである。結局、船内を徹底的
に調べろということになり、補給基地に曳航して捜索をしました。

 船底から7人の女性を見つけました。どうやらこの船は、
女性専用の人買船らしいということになりました。とんだ
ものを捕まえたと後悔しましたが後の祭りであり、処置に
困ることになりました。

 司令部の出雲に、人買い船を捕獲せりと打電して、処置を
確認しようとしたものの、「人買い船とは何なりや」という問い
合わせがきてしまい、返事に困ることになりました。結局、
錨泊を命じて、ほっておくことにしました。

 人買い船の船長が、「自分たちは何の罪も犯していない。
あの女たちは、正当な代価で購入したものである。今は餓死
寸前にあるので、釈放して欲しい」と懇願され、宮様の命で
釈放することになりました。

(追記)
 雷が哨戒していた杭州湾から、少し南下したところに
舟山列島があり、人目につかない格好の停泊地があり
ました。ここは、海賊の格好の巣窟となっていました。

 倭寇の「八幡船」もここを根拠に、大陸を荒らしまわって
おり、雷もここを封鎖部隊の秘密補給基地としていました。


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