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第一次ソロモン海戦 [潮]

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 アメリカ軍が昼間のみツラギ湾から出てきていることが
わかったので、ツラギ湾に夜襲をかけることになりました。
ラバウルに投錨していた第八艦隊が、敵船団を撃滅すべく
出撃しました。

 陣容は、重巡洋艦の鳥海、青葉、古鷹、衣笠、加古の5隻と、
軽巡洋艦天龍、夕張の2隻、駆逐艦夕凪の8隻でした。潮は
参加しておりません。

 第八艦隊は、ガダルカナル水道に突入し、攻撃を予期して
いなかったアメリカ軍は、混乱をきたしました。混乱した艦隊に、
雷撃を与え、重巡洋艦4隻を撃沈、1隻を大破の戦果を得て
います。日本軍は、鳥海が小破したのみでした。

 このまま居座れば夜が明けて空襲を受ける危険があったので、
引き上げています。引き上げの途中で、潜水艦の攻撃により、
重巡洋艦加古が撃沈しています。日本海軍のお家芸である
夜襲の実力を大いに発揮したと言われています。

 しかし、輸送船には何の被害も与えておらず、アメリカの上陸
作戦には影響がありませんでした。この時、輸送船軍も補足して
いたら、アメリカ軍を殲滅できていた好機を逃したというのが、後世
の評価です。この海戦は、第一ソロモン海戦と呼ばれ、このあとに
続くソロモン方面の海戦の幕開けとなりました。

(追記)
 第八艦隊が、輸送船を襲わなかったのは、艦隊決戦の
思考から抜けておらず、輸送船を攻撃するという発想が
出てこなかったということが考えられます。潜水艦の最も
有用な使い方が通商破壊であるにも関わらず、積極的に
実施していないことからも伺えます。

 仮に行ったとしても、巡洋艦と駆逐艦合わせて8隻の艦隊で、
100隻もの輸送船に、護衛を振り切って攻撃を仕掛けるのは、
無謀としかいいようがなく、行わなかったことを批難はできない
と思われます。


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