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潮、ネズミ輸送 [潮]

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 ガダルカナル島への航路では、午後4時から日没までが、
ルンガ飛行場を基地とする敵の哨戒空域に侵入するので、
最も危険な時間帯でした。

 この時間帯は全力で疾走します。アメリカ軍は、駆逐艦には、
小型爆弾で十分な事を知っているので、小型爆弾を数多く
持って執拗な攻撃をしてきました。

 駆逐艦は、爆撃機が急降下に入ると、途中で狙いを変える
ことができないことを利用して、投下される爆弾より少しでも
早く動くことを繰り返して、爆弾をかわしていました。

 ガダルカナル島に近づくと、駆逐艦や水雷艇が現れます。普段
なら、挑戦したいところですが、今は、陸軍の輸送が最優先で
あり、戦闘は控えるように厳命されていました。

 陸兵の揚陸には、大発を利用すして行っていましたが、陸軍の
大発は、ロクなエンジンを積んでおらず、途中でエンコするような
代物でした。夜明けまでに、哨戒空域を抜ける必要があるので
早く撤退したいという気持ちがあり、気が気ではありません
でした。

 大発が戻ってくると、日の出までに全力で走り、哨戒区域を
脱出します。この通称ネズミ輸送も、最初の頃は、大した被害
もなく、陸軍を送り届けていました。

(追記)
 アメリカ軍も、当初はまさか駆逐艦で輸送しているとは
思ってもいなかったので、発見しても爆弾を爆弾を送り
込むと引き揚げていました。

 しかし、定期的に往復するのを見て正体に気ずき哨戒を
厳重にしています。アメリカ軍は、ネズミ輸送を「東京エクス
プレス」と呼んでいました。


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