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潮、無事錨地に到着し、陸軍を上陸させる [潮]

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 夜になり、航空機の攻撃は逃れたものの、魚雷艇の攻撃が
待ち構えていました。アメリカ軍の魚雷艇は、レーダーを持っ
ているので、日本軍より夜目がききました。日本軍は、耳を
立てて、魚雷艇の爆音を聞き取るようにしていました。

 錨地まで間もなくのところで、魚雷艇2隻の爆音が聞こえて
きました。20mm機銃で反撃するとともに、旋回して艦首を
魚雷艇に向けました。これで魚雷をかわすことに成功して
います。

 このソロモン海域では、駆逐艦や潜水艦による攻撃で、
撃沈された駆逐艦は少なく、魚雷艇によりどこでやられ
たかはっきりしない駆逐艦が非常に多かったのが
現実です。

 潮は、無事錨地に到着し、陸軍を上陸させるのですが、
大発を捨ててきているので、座礁スレスレまで陸に近づき、
綱を陸に渡して、それにすがって泳いでいくことになります。

 10月なると、地獄行き定期急行は、ダイヤを増発され、
連日駆逐艦と潜水艦が出撃することになりました。ガダル
カナル島の食糧が深刻になってきたからでした。

 これまで、日本軍が戦争した、日清戦争も日露戦争も、
相手は農業大国だったので、食料は現地調達が可能で
した。陸兵は、ガダルカナル島で、アメリカ軍の他に、
マラリヤ蚊と飢餓とも戦うことになりました。

(追記)
 大発がなくなってくると、ドラム缶に食糧を入れて運ぶ
ドラム缶輸送が行われました。しかし、このドラム缶輸送は、
最初の2,3回しか成功しませんでした。翌朝までに、ドラム缶
の荷揚げが終わらず、アメリカ軍に攻撃されたためです。

 夜明けまでに終わらない理由は、ドラム缶を争って陸兵同士
が味方撃ちを始めたからです。この頃は、1週間で1合という
食糧しかなく、ドラム缶が来れば奪い合いになるのは当然と
言えます。


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