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天津風、敵機の攻撃を受ける [天津風]

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 敵機をやり過ごしてから十数分後、次の編隊が近づいて
きました。今回は、発見されており、各員全力で戦えの艦内
放送をしました。通常の方法では、敵機に主砲を当てることは
無理なので、1kmに照準を固定し、敵の編隊前方に弾幕を
作る作戦をとることにしました。

 最大戦速(今の天津風は20ノット)で、回避しながら主砲、
機銃は全力で撃ちまくりました。天津風には、香港で海防艦
から譲ってもらった機銃を合わせて、25mmが11基ありました。
これは、襲ってくるB25が装備している機銃とほぼ同数でした。

 天津風は、第一波の爆弾攻撃を回避、逆に敵機を1機撃墜
しました。第二波の爆弾攻撃もかわしましたが、機銃掃射で、
死傷者が続出しました。第三波の爆弾はかわしきれず、
1発命中。第四波も爆弾を2発くらい、機関故障、火災
発生、左舷に5度傾く被害を受けました。

 そのかわり、第三波の爆弾を命中させた機体を撃墜させました。
爆弾が3発も命中しているので、この状態でさらに爆弾を受ければ
万事休すなので、森田艦長は、すす煙幕の展開とウエス(機関手入れ
用の油をふくんだ布)に火を点ける命令をしています。

 瞬時に真っ黒な煙が上がり、艦は見た目は断末魔の状態に見える
ようにすることに成功しました。様子を見ていた敵軍機も、おかしいと
気づき再度攻撃を仕掛けてきましたが、この時は、機銃員も準備が
でき、逆に応戦して撃墜させ、攻撃はすべて回避しました。

(追記)
 この戦闘が終わる頃、零戦が飛来してきました。森田艦長は、もう少し
早く来てくれと、悔やみましたが、爆弾を持っていない敵軍機は、零戦
を見て機銃掃射を諦めて、帰還しています。

 天津風は、250kg爆弾を3発くらい大破でしたが、沈むことはなく、
強靭な船体に、森田艦長も驚いていました。


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