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戦艦金剛 砲撃準備完了 [戦艦金剛]

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 金剛砲撃の日、ガダルカナル島で金剛が欲している
目印の焚き火を命じられている白井大尉は、予定通り
準備をしていました。

 3か所焚き火が、予定通り灯ると、海面に駆逐艦に
先導された巨艦が2隻見えました。月齢零の上、
艦船は灯火管制をしているようですが、星明かりで
艦の形がおぼろげに見えました。

 金剛の方では、視力3.0の見張り員が、海岸の
焚き火を発見し、艦長に報告しました。艦長は、
浮田砲術長に観測したデータを伝えるように
命じました。

 しかし、浮田砲術長は、艦橋より先に見つけており、
既に、発令指揮所の黒木大尉に連絡していました。

 測儀器により、焚き火の位置を測定し、刻々黒木大尉の
いる発令指揮所の射撃盤にデータを送りました。そして、
焚き火から6km先にある飛行場に照準を合わせました。

 主砲は、右30度に照準を合わせました。栗田艦隊司令官も
ガダルカナルとの距離を23kmに保って航海するように
命じました。

 すると、僚艦の五十鈴より、魚雷艇が接近してくる
という連絡が入りました。見ると、金剛にも魚雷艇が
近寄っていました。

 浮田砲術長は、副砲により魚雷艇を撃つよう命じて
います。この時、数隻の魚雷艇を転覆させていますが、
この様な雑魚に構っていられるかというのが本音でした。

 午後11時半、小柳艦長は、「主砲砲撃開始」を命じて
います。浮田砲術長は、待ってましたとばかりに、「交互
撃ち方」を命じました。

(追記)
 浮田砲術長の命令の、「交互撃ち方」と言うのは、
金剛は、砲塔に2門の36cm砲を積んでいますが、
2門同時に発射するのではなく、1門づつ発射する
と言うものです。

 今回、陸上の散らばるように射撃するということで、
1門撃って、精度を確認しようということです。


紹介書籍:航空巡洋艦「利根」「筑摩」の死闘


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