SSブログ

戦艦金剛 砲撃終了 [戦艦金剛]

スポンサーリンク
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});



 零時58分、「撃ち方止め」の命令が栗田長官から
下され、浮田砲術長も止めるように命じてます。

 そして、戦闘中は放置していた汗を拭いました。
浮田砲術長は、改めて、自分が極度の緊張を
していたことに気づきました。

 浮田砲術長は、砲撃完了後に飛行場が燃えさかり、
燃料タンクの爆発が続き、煙が高く舞い上がり、周囲の
ヤシの木や兵舎があかあかと染まっているのを、見て
いました。

 各艦は、帰投する旨と、水上戦闘に備えるように
命じられ、帰投のため増速しました。これは、
明け方までに退避しなければ、飛行機の
爆撃を喰らうことを警戒したものですが、
浮田砲術長は、これだけ叩いておけば
こないだろうと思っていました。

 戦艦による陸上砲撃という作戦は、完全に成功したと
言えます(この方法が有効であることを教えてしまったため、
この後アメリカ軍は徹底して行っており、機動部隊の運用と
同じように、相手を強化することになりました)。

 しかし、陸海軍の連携はうまく行っておらず、この夜に
陸軍がリンガ泊地を占領していれば、戦況はかなり違った
ものになったはずですが、陸軍は、補給不十分として動かず、
総攻撃を延期したことで、失敗することになリます。

(追記)
 上記の陸軍の行動を見ると、日露戦争で、第一軍を
指揮した黒木為楨(くろきためもと)大将のことを見習え
と言いたくなるような体たらくと言えます。

 黒木大将は、占領地が防御に不適切と判断したら、
計画を無視して進撃したり、攻撃を延期の命令を
受けたときも、予定どおり実施し、敵を撃破するという
行動をしています。

 自分に有利な情況が来たら、迷わず動くことも必要な
ことであり、この様な行動こそが運を引き寄せるといえます。


紹介書籍:航空巡洋艦「利根」「筑摩」の死闘


スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。