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駆逐艦萩風 敵機発見 [駆逐艦萩風]

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 陸からの砲弾は届かないことが分かり、
気楽に構えていましたが、敵機は、
決まって午後2時に姿を現すので、
出現を待っていました。

 すると、予想通り、午後2時に、敵機1機が
姿を現しました。飛行場は完成していないと
聞いていたので、着陸試験で飛行場に
侵入するのか、地上と連絡を取るためかと
考えていました。

 しかし、敵機は、かなり低空を飛行しながら、
萩風の方に近づいてきました。萩風では、
「対空戦闘。撃ち方はじめ」の号令がかかり、
砲撃が開始されました。

 敵機は、爆撃針路の入り、次第に姿が大きく
なりました。そして、3個の爆弾を投下しました。
機銃も応戦し始めましたが、届くはずもなく、
景気づけにしかなりませんでした。

 萩風は、爆弾を回避すべく前進をつづけ
ましたが、1発が、艦尾右舷に、命中しました。
激しい振動が起こり、倉橋氏は、背後の鉄板に
嫌というほど、頭をぶつける事になりました。
この爆弾で、萩風は、舵が効かなくなりました。

 倉橋氏は、後甲板に駆けつけてみました。
そこには、小山の様に盛り上がった甲板が
見えました。さらに、その先には、艦底まで
ぽっかりと大穴があいていました。

 艦艇は、両舷の薄い鉄板で繋がっている
ような状態でした。さらに、推進機である
スクリューが回転しているのが丸見え
でした。

 この爆撃で、萩風は、33名の戦死者を出し
ました。しかも、舵は、左に向いたまま壊れて
しまったので、同じ場所を旋回するだけと
なっていました。

 敵機は、ゆうゆう去っていきました。


紹介書籍:激闘駆逐艦隊 萩風・涼月の奮闘記
著者:倉橋 友二郎(くらはし ともじろう)

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