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駆逐艦萩風 被弾後の航海 [駆逐艦萩風]

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 萩風は、左旋回中に爆弾を受け、舵が
故障して効かなくなったので、同じ場所を
ぐるぐる左へ旋回し続けていました。

 このままでは、敵艦や敵機と出会えば、
撃沈されてしまう事になります。そこで、
苦肉の策として、2本あるスクリューのうち、
1本を前進、1本を後進として、回転数を
微調整しながら、所要の方向に進む事に
しました。

 何とか、酔っ払いの千鳥足のような感じでは
あるものの、進む事が出来ました。速力は
3ノットであり、敵機に出会ったら、なぶり
殺しになるのは確実でした。

 最も、倉橋氏は、スクリューが2本とも
つながっていた事が幸いだったとして
います。どちらかが折れていたら、
進むことはできませんし、艦尾は
外れていただろうとしています。

 この悲報を受信した嵐は、急いで駆け付け、
萩風に付添ってくれました。タイボ岬の東方に
たどりついたのは、午後7時でした。

 入江を見つけて、錨をおろし、舵の取り付け
部分を分解して、舵を中央に戻して固定
しました。

 嵐は、萩風に横付けしてきました。被害状況
報告のため、岩上艦長と倉橋氏が、嵐にいる
有賀司令に報告に行きました。

 倉橋氏が、艦長についていったのは、昨夜、
萩風のみ発砲しなかった事に対する謝罪が
あったからでした。

(追記)
 萩風が停泊したタイボ岬は、敵機の行動範囲
でしたが、この時点では、飛行場は本格的に
稼働していませんでした。

 第一次ソロモン海戦において、アメリカ軍は、
艦艇には被害が出ていたため、両軍が上陸した
後の戦域にもかかわらず、停泊する事が出来ました。


紹介書籍:激闘駆逐艦隊 萩風・涼月の奮闘記
著者:倉橋 友二郎(くらはし ともじろう)

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