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二式大艇 二式大艇の補備試験 [二式大艇]

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 佐々木氏は、教官業務の合間に、川西
製作所に行き、二式大艇の補備試験として、
上昇力試験と、高高度度試験が行いました。

 上昇力試験の際は、気内の通路が
エスカレータのように急角度になって
いました。佐々木は、ふと左の窓を見ると、
零戦にフロートをつけた二式水戦が、
同じように急上昇していました。

 佐々木氏は、いつ追い抜かされるかと
構えていましたが、いつまでも雁行状態で、
抜かされることはありませんでした。

 佐々木氏の操縦する二式大艇は、
零戦と同じ速さで上昇することが
できるということでした。

 この事実を知り、セイロンなどで偵察した時、
同じように急上昇しており、敵の夜戦に食われな
かったのは、この二式大艇の性能によるもので
あることが、実感できました。

 次に、高高度試験を行いました。エンジンに
吸入する空気のスピードを上げ、高高度に
おける出力を増加させるべく、二速に
切り換え、どこまで上昇できるかの
テストでした。

 この時、5500mまで上がったと記憶している
としています。

 アメリカ軍は、B17以降、排気タービンを
使用して、航空性能を良くしていました。
日本軍は、上空を飛ぶアメリカ軍のところまで
届かないということが起こりました。

(追記)
 高高度試験について、佐々木氏は、「飛行艇は、
もともと、海面すれすれを、低空で飛ぶので、高高度
飛行には関心はなかった。」としています。

 この試験は、飛行艇の性能を調べるため
ではなく、酸素マスクなしで5000mを
飛ぶことができるかという、人体実験の
ためだったとしています。


紹介書籍:翔べ!空の巡洋艦「二式大艇」 巨人飛行艇隊員たちの知られざる戦い
著者:佐々木 孝輔 他

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