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二式大艇 鹿屋へ戦況調査に [二式大艇]

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 佐々木氏が、横空で教官をしている間に、
台湾沖空戦とレイテ沖海戦が起こりました。

 この時活躍した二式大艇は、日辻氏が率いて
いる詫間基地に所属している部隊が担って
いるので、佐々木氏は良く知らないとして
います。

 佐々木氏が活躍したのは、97大艇数機で、
作戦用の物資を台湾に空輸した時、指揮官
として任務に当たったことのみでした。

 さらに、この任務では、物資の輸送以外に、
鹿屋空に出張して戦況調査に当たることも
命じられました。鹿屋には、「零観(二人乗り
観測機)」が、指宿から迎えに来てくれました。

 鹿屋に来ると、同期の大尉が、「飛行機が
古くなり、魚雷を積んで離陸すると、飛行場の
端に立っている松の木に、ハラをこすって
しまう。

 しかし、航空参謀がいい人なので、あの人が
やれといわれれば、喜んで死ねる。」といって
いました。佐々木氏は、この一言に返す言葉が
ありませんでした。

 深々と頭を下げて、「健闘を祈る」と添えること
だけが、精一杯のできることでした。

(追記)
 上記の、佐々木氏同期の一言は、特攻攻撃の
事を指しています。空母戦力が激減した今日、
最後の切り札となっており、出撃につぐ出撃で、
特攻専用兵器である「桜花」を抱いての出撃も
ありました。

 上記の同期生は、上記の一言を発した
数日後に、帰らぬ人となっているとして
います。


紹介書籍:翔べ!空の巡洋艦「二式大艇」 巨人飛行艇隊員たちの知られざる戦い
著者:佐々木 孝輔 他


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