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二式大艇 知多半島の水上基地 [二式大艇]

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 台湾への飛行において、電探の精度を
上げるためにと、従来のアンテナの下方に、
枠型アンテナを取り付けて、飛ぶことに
なりました。

 実際に試してみると、電探同士が干渉
し合って、でたらめの方向に電波が飛んで
しまい、全く映らないということでした。
佐々木氏は、何事も、やってみないと
わからないものだと感じたとしています。

 この飛行における台湾からの帰り道で、
横須賀は豪雨になっているので、呉に行け
という連絡が来ました。このとき、伊豆大島
付近まで来ていましたが、反転して島影の
ない後方に降下して、雲の下に出ました。

 ここで、佐々木氏は、知多半島にある
水上基地へ行くことを決心しました。雲が
相当に低く、風も強かったとしています。
このような天候でも、無事着水することが、
できました。

 この基地は、新設の基地で、水偵用の
ブイしかありませんでした。二式大艇は、
自前でブイを持っているので、このブイを
降ろして、少しづつ後ずさりしながら、
水偵用のブイに、補強のために係留
させました。

 突然、基地にお邪魔したことは、積んで
いたバナナを渡すことで、一晩お世話になる
ことができました。基地司令官からは、歓迎
パーティまで開いてもらっています。

 このときも、無事に任務を達成しています。

(追記)
 数日後、佐々木氏が、係留し水偵用のブイに
「晴空(二式大艇を元に製造した輸送機)」を
係留したとき、嵐で、機体が岸に打ち上げられて
いたという話を聞きました。

 この話を聞き、佐々木氏は、係留は、サイパンで
7回も上空旋回して見つけたときのように、慎重に
しなければならないと、改めて思ったとしています。


紹介書籍:翔べ!空の巡洋艦「二式大艇」 巨人飛行艇隊員たちの知られざる戦い
著者:佐々木 孝輔 他

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