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二式大艇 戦地での離着水訓練 [二式大艇]

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 戦線が縮小していき、B29が飛来して
くるようになってきた頃、佐々木氏は、
避難基地を調査しておくようにという
命令を受けました。

 佐々木氏は、汽車で石川県の七尾湾に
適地を見つけました。次いで、秋田県の
八郎潟と北海道の洞爺湖に飛んで着水し、
一泊泊まって係留ブイを設置して回りました。

 あるとき、霞ヶ浦に避難するために、佐々木氏は、
戦地で一緒に戦った大尉と一緒に、二機で飛んで
いきました。夕方近くに霞ヶ浦廠に補給のために
着水しました。

 このとき、佐々木氏は、夕闇が迫っている
ということで、慎重に、夜間着水の姿勢をとって
着水しました。一方、もう一機の大尉は、通常
着水要領で降りてきました。

 佐々木氏は、危ないと思ったものの、戦地で
鍛えているだけあって、無事に着水していました。

 アマンダンやダバオで、夜間着水訓練は
ずいぶんやっていました。しかし、この老練な
大尉達には、佐々木氏は一目おいており、
しごくようなことはしなかったとしています。

 一方で、訓練は遠慮なしに行ったとして
います。危ないと感じたものの、見事な
着水をしたのは、このときの訓練に
あるといえます。

(追記)
 この大尉は、後に、佐々木氏と一緒に川西
製作所に行き、用件が残った佐々木氏のみ
残り、他のクルーが帰還するとき、消息不明と
なりました。

 浜松付近で、敵戦闘機にあい、撃墜された
ようでした。連絡などは全くなかったので、
消息不明として処理されました。


紹介書籍:翔べ!空の巡洋艦「二式大艇」 巨人飛行艇隊員たちの知られざる戦い
著者:佐々木 孝輔 他


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