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空母「飛鷹」 ああ飛鷹よ [空母飛鷹]

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 志柿氏に発令されたのは、フィリピンに
できる根拠地隊の先任参謀でした。

 志柿氏は、24根拠地対の先任参謀を
務めていましたが、志柿氏本人は、落第
だと考えていたので、再び先任参謀に
なるということで驚きました。

 今度赴任するのは、ダバオの北の方と
いうことでした。志柿氏は、家族を疎開
させる暇をもらい、辞令を受けることに
しました。

 志柿氏は、飛鷹乗員の配属先を、
各係の人達のところに行って、交渉
してきました。飛鷹の乗員は、皆、
前線復帰を望んでいると伝えると
驚かれ、「大丈夫ですか」と反問
されました。

 そして、配属を希望通り、第一戦に
変更しました。少尉候補生は、新鋭の
空母葛城への配属が決まり、再び
第一線に立つことになりました。

 松永主計大尉について、本人の希望に
沿って、経理部への配属が決まりました。
志柿氏は、急ぎ松永大尉に電報を打ち、
その日のうちに自宅で大急ぎで手紙を
書いて速達で送りました。

 7月になり、駆逐艦に配属が決まった
宮林少尉と横須賀で会いました。宮林
少尉は、横須賀に来る途中で、松永大尉に
会い、志柿氏が送った手紙を見せて
もらったと言うことでした。

 そして、乗員の転任先が、副長の尽力に
より、希望通りにいっていたことを喜んで、
みんなで祝杯をあげたと言うことでした。

 この話を聞き、志柿氏は、飛鷹は思い出
深い艦で、乗員みんなが、和気藹々として、
常に心を一つにして苦楽をともにしたと
しています。

 飛鷹を永久に誇り、永久に忘れないだろうと
して、著書を終えています。


紹介書籍:空母「飛鷹」海戦記 「飛鷹」副長の見たマリアナ沖決戦
著者:志柿 謙吉(しがき けんいち)


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