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源田実参謀 実松中佐 [源田実航空作戦参謀]

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 実松中佐には、以下のような話がありました。

 彼は、アメリカ海軍がマリアナに来ると、
早くから言っていました。しかし、
山本大佐や源田参謀は相手にせず、
中島中佐だけが、熱心に聞きに
来ました。

 源田参謀は、「実松中佐は、断乎として
中部太平洋進攻論を主張し、一歩も
譲らなかった。

 その根拠は、“アメリカ軍は、膨大な
艦艇建造を推進していて、その主力は、
エセックス型空母。

 アメリカ軍が、この有力な空母部隊を、
遊ばせておくはずがない。しかし、大機動
部隊を全幅利用しようとすれば、天象地象と、
作戦海面の広狭などから考えてみると、
中部太平洋以外に場所はない。

 従って、アメリカ軍は、機動部隊の
整備完了次第、内南洋諸島(マリアナ)に
対して、攻勢を開始するだろう。“
というのであった。

 実松中佐は、ワシントンに駐在していて、
アメリカ軍事情や、アメリカ人の基質も
よく呑み込んでいました。

 その判断はさすがに的確で、半年
しないうちに事実となって現れてきた。」
と評しています。

(追記)
 以前紹介しました通り、源田参謀は、
上記の実松中佐の言とは違って、
「カロリンに来る」と強い口調で
言っていました。

 マリアナに来たらどうするのかという
質問について、「そんなことは、航空の
分からんやつが言うことです。」と
足蹴にしています。

 軍令部は、この源田参謀の言を
採用していたため、マリアナに来た
アメリカ軍に対し、後手になったと
言えます。

 上記の評価は、自分が実松中佐の
言を退けていたということを
隠しており、不誠実といえます。


紹介書籍:航空作戦参謀 源田実
著者:生出 寿


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