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源田実参謀 中島中佐 [源田実航空作戦参謀]

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 源田参謀は、中島中佐についても、
以下の評価をしています。

 「千早大尉のメジュロ方面偵察で、
敵の機動部隊が我が国防圏のどこかを
攻撃しようとしていることは明瞭だが、
それがどこかを判断することが、
また容易ではなかった。

 軍令部と、連合艦隊司令部の
幕僚共同研究の席上、中島中佐の
判断は断定的であった。

 “敵の攻撃は、カロリン列島線より
北に寄った方向に向けられる”
というのである。

 彼は、明敏な頭脳の持ち主だが、
その根拠は、どういうものか
わからなかった。

 しかし彼の主張は、正しかった。
卓見であった。」としています。

(追記)
 前回の実松中佐に対する評価と合わせ、
源田参謀が、これらの案を否決していた
ことに、全く言及していません。

 今までの源田参謀の言動からすると、
自分の失敗を隠すために、実松中佐や
中島中佐のことを評価しているのでは
ないかと感じます。

 中島中佐は、ミッドウエー攻略の際も、
的確な指摘をしていますが、これらを
司令部が一蹴しています。

 しかし、ここまでの流れを見れば、
一蹴されるべきは源田参謀であったと
感じます。

 実松中佐や中島中佐、源田参謀と
張り合っていた柴田大佐らを
重用すべきだったといえます。

 日本軍が本来なら実力主義を徹底
しなければならない軍隊において、
年功序列や学歴主義で人事を決めて、
信賞必罰が徹底されていないことが、
このような問題人事になっていると
思われます。


紹介書籍:航空作戦参謀 源田実
著者:生出 寿


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