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駆逐艦早潮 不意打ちの要因 [駆逐艦早潮]

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 「歴戦の猛者」の早潮が、不意打ちを
食らった要因の一つに、連戦による
疲れが出ていたことを上げています。

 駆逐艦は、何でも屋として色々な作戦に
引っ張り回されることになるので、疲れは
無視できないとしています。

 次に、気の緩みがあったということです。
ニューギニア方面の戦況は一般には知られて
おらず、ガダルカナルほど深刻で激烈とは
考えられないと、早潮の乗員は受け取って
いた可能性があるとしています。

 ガダルカナルでは、連日、哨戒機が飛び、
魚雷の航跡に追い回され、戦場にいるという
雰囲気がありました。ところが、ニューギニア
への航海は平穏で、戦場という雰囲気が
ありませんでした。

 岡本氏も、上陸は出来るだろうという曖昧な
考えを持っていたことは確かだとしています。
これが、敵襲に対する判断を誤り、見張員の
報告が遅れたことにつながったとしています。

 最大の要因として上げられるのは、ラバウル
出撃当日に幹部以下の乗員定期補充交代が
行われたことでした。11月に交代が行われる
のは通例であり、平時であれば問題ありません
でした。

 しかし、戦闘になると、非常に大きな影響を
きたすことになりました。実際、航海長から
砲術長になった岡本氏の上司は、24時間
しないうちに戦死しています。

 出撃間際に乗艦した部下の機銃手は、
一発も撃たないうちに戦死しています。
補充交代を、作戦後にしていてくれたら、
早潮の艦歴は変わったかも知れない
としています。

 命びろいした下艦していた砲術長は、
ラバウルに帰還した岡本氏らを見舞って
くれました。


紹介書籍:駆逐艦「神風」電探戦記
著者: 「夕雲」及川幸介、「早潮」岡本辰蔵、「神風」雨ノ宮洋之介


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