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巡洋艦大淀 射撃訓練 [巡洋艦大淀]

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 砲術学校では、専門分野の訓練や講義 だけでなく、陸戦訓練もかなり多く行われ ました。  水兵科でも、特に砲術関係者は、戦闘 分隊と呼ばれているように、あらゆる戦闘の 役に立つ兵員になる必要がありました。  砲術学校には、東京湾に面した広大な 練兵場があり、そこでの陸戦訓練は、 海兵団とは比較にならない高度なもの でした。  今まで手にしたことのない軽機(軽機関銃) や重機(重機関銃)が各班に渡され、 それらの分解・組み立てなども、 修得しました。  演習中に、しばしば重機故障と、仮定の 命令が出されました。重機担当は、直ちに 分解して部品を点検し、異常の有無を 確かめてすぐ組み立てなければ なりませんでした。  間違ったり、まごつくと、班長の指揮棒が 背に降り注ぎました。それを気にすると、 ますます慌て、なかなか組み立てられなく なります。  重機ともなると、何10個もの小さな部品が あり、戦闘中なのだから、短時間で故障を 治す必要がありました。そのため、分解組立は、 すばやく確実に行う必要がありました。  実弾射撃も数多く行われました。はじめは、 小銃の射撃で、海兵団でも何度かやって いました。次にピストル、軽機、重機、 擲弾筒などの実射も行われました。  こうして陸戦関係の兵器は、ほとんど 取り扱えるようになりました。8月~10月まで 砲術学校で専門的な訓練を受けてきた 小淵氏らは、11月1日付で、上等水兵に 昇進しました。  海兵団で鍛え上げられてきたので、病気 入院や事故者もいませんでした。 紹介書籍:“巡洋艦「大淀」16歳の海戦 少年水兵の太平洋戦争” 著者: 小淵 守男


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