SSブログ

巡洋艦大淀 兵は迅速を以って事に当たるべし [巡洋艦大淀]

スポンサーリンク
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});



 艦隊勤務の戦闘分隊員には、各種の 当直が割り当てられていました。  見張り当直、衛兵当直、時鐘番兵など でしたが、それらも一通り体験した小淵氏は、 艦内の電話交換手の当直に、まわされたことが ありました。  交換室は狭い場所で、そこで3人一組に なって直をしますが、始めのうちは、つなぐ ために挿し込む位置を探すのも苦労して いました。馴れてくると、言われた所に すぐに手が届くようになってきました。  電話交換室は、小淵氏の戦闘配置である、 発令所のすぐ下にあるので、戦闘訓練の時は、 すぐに配置につくことができ、都合が良い 場所でした。  これが、見張員の直の時は、正規の 見張員が駆け上がってくるのを待って、 申しつぎをし、艦の最低部にある発令所に 駆け降りる必要がありました。  見張所から、発令所までは、14階の ビルほどの高さがあり、上がってくる ものを避けて降りる必要があるので、 大変でした。  「兵は迅速を以って事に当たるべし」で、 海軍では、迅速・確実・静粛がモットーと されていました。敏捷に動き回らなければ ならない艦隊勤務では、南洋ボケに なりたくても、なれそうにありませんでした。  艦内は厳しい訓練に明け暮れてるものの、 戦争も中休みのような平穏な毎日が続いて おり、新聞など手に入らないので、噂が 広まることになりました。  そんな中、2月に入って1週間ほど 過ぎた頃、大淀艦内で、演芸会が 開かれる事になりました。そのため、 勤務時間が済んでから、各分隊で 練習が行われました。 紹介書籍:“巡洋艦「大淀」16歳の海戦 少年水兵の太平洋戦争” 著者: 小淵 守男


スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。