SSブログ

巡洋艦大淀 第7波来襲 [巡洋艦大淀]

スポンサーリンク
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});



 艦首脳部は、電探の情報に疑問を持って いましたが、準備は怠りなく行っており、 その上での敵機来襲でした。  雲が広がる中での迎撃と砲撃なので、 正確に敵機を捕捉するのは困難になって いました。  第7波からは、敵機は間断なく来襲し、 上空には20機から30機が常時滞空して いました。日没までに、小沢艦隊を全て 葬り去ろうという、必死に連続襲撃を はじめたようでした。  これに対し、残存の伊勢、日向、大淀、 五十鈴、若月、初月、霜月、槇、桑の9隻は、 ガッチリと防空陣を固めました。洋上補給が できなかった杉と桐は、燃料不足のため、 戦場を離脱していました。  ほとんどの艦は損傷しており、単独の 防御には限界が来ていました。それに、 各艦とも、対空砲団が残り少なくなって いました。そこで、向かってくる敵機にのみ 発砲していました。  大淀では、「砲弾がなくなったら、 カビエンの時のように、徹甲弾でも演習弾 でもぶっ放す。砲弾があるうちは、撃って 撃って撃ちまくるんだ。」と強気なことを 言っていました。  ついに主砲対空弾が底をつき、高角砲弾と 機銃弾が残り少なくなっていました。大淀は、 あまり長く戦うことができなくなってきました。 大淀の快速も、航空機と比べれば亀の歩みで あり、限界がありました。  朝から400機以上の敵機を迎撃して いるので、いくら節約しても砲弾は足りなく なります。ついに徹甲弾をうち始めました。  今は、太陽が沈むのを待つしかない というのが、実情でした。 紹介書籍:“巡洋艦「大淀」16歳の海戦 少年水兵の太平洋戦争” 著者: 小淵 守男


スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。