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巡洋艦 活躍 [軽巡洋艦矢矧]

 巡洋艦についての紹介を続けます。

 巡洋艦に搭載されている艦載機ですが、
アメリカは平均4機、日本は2~3機、
イギリスはほとんどが1機でした。

 イギリスの艦載機が少ないのは、敵国の
ドイツが巡洋艦を、あまり持っていないので、
必要がなかったからでした。

 各国で大きな差が生まれたのは、保有数
でした。アメリカは43隻、日本18隻、
イギリス15隻となっています。

 アメリカは、戦中に25隻建造しており、
造船能力の違いがはっきりと出ています。
日本とイギリスは、全て戦前です。

 重巡洋艦は、大戦を通じてよく働いたと
言えます。重巡洋艦は、主要な海戦には
必ず参加していたと言えます。その分、
撃沈数も多く、日本は15隻撃沈して
います。

 沈没は、航空機による爆撃が最も多く、
以外に少ないのが潜水艦による攻撃による
撃沈でした。

 一方で、重巡洋艦同士の砲撃戦は、
ほとんど起きていないため、どこの国の
重巡洋艦が強かったという比較は、
かなり難しいと言えます。


 ワシントン軍縮条約以来、重巡洋艦が
チャンピオンになったのに対し、軽巡洋艦は、
影が薄くなったと言えます。

 これは、駆逐艦の性能が上がり、軽巡洋艦に
匹敵するようになったからと言えます。

しかし、軽巡洋艦は無用の長物ではなく、
ほぼすべての海戦に参加して、重要な任務を
果たしている艦種だと言えます。

 保有数は、アメリカが60隻、イギリスが
82隻、日本が27隻となっています。

 海戦の80%に、どちらかの側は必ず
軽巡洋艦がいたということを考えると、
重宝がられていたといえますが、日本は
だいぶ少ないと感じます。


紹介書籍:重巡「最上」出撃せよ
著者: 「矢矧」井上芳太、「那智」萱嶋浩一、「熊野」左近允尚敏、最上:曾禰章、「五十鈴、摩耶」井上団平
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巡洋艦 規格品 [軽巡洋艦矢矧]

 今回から、著書“重巡「最上」出撃せよ”を
元に、巡洋艦を紹介していきます。この著書は、
5人の著者が、それぞれ乗り込んでいた
巡洋艦の活躍を記述しています。

 最初に、解説に記載されている巡洋艦の
特徴について紹介していきます。

 軍艦は、同じ艦種であっても、性能や
戦力に大きな違いがあります。

 戦艦の場合、大和と金剛では、排水量や
兵装、速度に大きな差があります。空母も
大きな差が存在します。

 駆逐艦は、戦艦や空母よりは小さいとはいえ、
差が存在すると言えます。この中にあり、
重巡洋艦については、1万t巡洋艦で
あれば、20cm主砲を装備している
ということで、規格品となっていると
言えます。

 しかも、日本海軍の重巡洋艦のはしり
といえる古鷹でも、1926年の完成で
あり、太平洋を中心とした海戦に
参加する上で、ひどい老朽艦と
言えるような艦はなかったと
言えます。

 日本、アメリカ、イギリスの3各国の違いを
見ると、主砲の大きさは20cm砲で変わりは
なく、日本が6~10門、アメリカが9門か10門、
イギリスは、6~8門となっており、各国で大きな
差はなかったと言えます。

 魚雷発射管は、日本が、61cm12門、
イギリスが、53cm6~8門、アメリカは備えて
いませんでした。速力は、日本が35.5ノット、
アメリカとイギリスが32ノットでした。

 装甲は、日本とイギリスは、8cmでしたが、
アメリカは、13~15cmでした。アメリカは、
低速重防御主義に対して、その他の国は、
高速軽防御の傾向が強いと言えます。

 この辺りは、各国で規格に差があったと
言えます。


紹介書籍:重巡「最上」出撃せよ
著者: 「矢矧」井上芳太、「那智」萱嶋浩一、「熊野」左近允尚敏、最上:曾禰章、「五十鈴、摩耶」井上団平
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