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赤城・加賀 ハーミーズ撃沈 [航空母艦「赤城」「加賀」]

 日本軍の艦上爆撃機は、60kg爆弾6発 積んだ攻撃隊が地上攻撃に、800kg爆弾を 搭載した攻撃隊が艦船攻撃を行いました。  当然、この日の襲撃を予想していた イギリス軍は、艦艇を退避させていました。 当日港にいたのは、貨物船1隻、砲艦1隻、 浮きドック1隻だけで、この3隻は、攻撃隊の 餌食になりました。  陸上攻撃は、港湾施設や、海軍工廠、 燃料貯蔵施設などが徹底的に破壊されました。 空中戦は、敵機9機を撃墜し、零戦3機が 撃墜されました。赤城の攻撃隊から損耗は ありませんでした。  ツリンコマリ攻撃が終わり、攻撃隊が 帰途につく頃、洋上哨戒中の水上偵察機から、 空母1隻と、駆逐艦1隻発見したという 報告がありました。  直ちに攻撃準備に入り、待機していた 艦上爆撃機45機と、戦闘機6機が、目標に 向かって出撃しました。発見された空母は、 ハーミーズで、この時、航空機は搭載して いませんでした。  攻撃隊がハーミーズに向かっている頃、 ハーミーズは、コロンボのイギリス軍司令部に、 戦闘機の派遣を緊急要請していました。この 要請は、平文で行われたため、日本軍も 傍受しました。  この要請により駆けつけた戦闘機が 来る前に、日本軍は、攻撃隊を突撃 させていました。45機の攻撃隊から 投下された爆弾の内、40発が命中し、 ハーミーズはたちまち撃沈しました。  攻撃が終了する頃、要請を受けた 戦闘機が到着し、日本の攻撃機4機を 撃墜しています。しかし、この後、 援護にきた零戦により、2機が撃墜 されています。赤城の出撃隊に被害は ありませんでした。 紹介書籍:航空母艦「赤城」「加賀」 著者: 大内 健二
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赤城・加賀 コロンボでの空中戦 [航空母艦「赤城」「加賀」]

 迂回行動をとっていた日本軍は、全力が コロンボ上空に到達し、直ちに港に在泊する 艦船や、付近の空軍基地に対する攻撃を 開始しました。  しかし、この時、コロンボのイギリス 極東艦隊は、退避しており、もぬけの殻 でした。それでも、駆逐艦1隻、特設 巡洋艦1隻を撃沈する戦果を上げて います。  しかし、この攻撃の最中に、急報を 受けたイギリス戦闘機が殺到し、6機の 爆撃機が撃墜されました。  途中から零戦が駆けつけ、一大空中戦が 展開され、零戦1機撃墜されましたが、 敵戦闘機15機を撃墜しています。赤城の 出撃機からの損害はありませんでした。  空母に艦載機が帰還した直後、巡洋艦 から洋上偵察に出撃していた偵察機から、 「敵巡洋艦らしきもの2隻発見」という 緊急無電が入りました。  機動部隊は直ちに反応し、赤城、蒼龍、 飛龍の待機中の爆撃機53機が出撃 しました。  この巡洋艦がいた位置は、敵戦闘機 行動半径の外でした。2隻の巡洋艦に、 爆撃機が殺到し、爆弾の命中率が、 それぞれ86%、93%という驚異的な 数字を出し、10数分で2隻とも 撃沈しました。  この当時の艦上爆撃機のパイロットの 練度がいかに高かったかを証明するもの でした。  機動部隊は、コロンボ攻撃の4日後、 ツリンコマリ港を襲いました。この時は、 赤城から戦闘機6機、攻撃機18機が 出撃しています。  イギリス軍は、コロンボ迎撃戦の残存 戦闘機の全機を出撃させて待機して いました。  日本軍は、赤城の戦闘機も含めて 30機の戦闘機に対し、イギリス軍は、 23機しかありませんでした。 紹介書籍:航空母艦「赤城」「加賀」 著者: 大内 健二
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